町田也真人選手スペシャルインタビュー「ポジティブに生きていけば周りも巻き込める」

2019年12月11日 − Written by きこいろ編集部

町田選手からのメッセージ

笑顔の町田選手

プロとして、改めてキャリアを振り返って感じていらっしゃることや、サッカー選手としての思いについてお聞かせください。

まずプロになれたこと自体が嬉しかったんですよ。最初はそれで満足していたんですけど、そこからやっぱり欲が出てきたというか「もっと試合に出たい」「活躍したい」みたいな思いがすぐさま湧いてきて。そこからの自分の這い上がり方というか、よくここまで来たなっていうのは自分でも思っています。

前の所属チームでは10番も背負わせてもらったんですが、チームをJ1に上げるためにプロサッカー人生を捧げようという思いと、J1からのオファーがあるのに挑戦しないような選手が10番を背負っていいのか? という気持ちの葛藤がありました。それで移籍する決断をして、そしてこの一年間はケガが多かったんですけど、まったく後悔はしていなくて。本当に来て良かったなって。

移籍のときに「SNSで批判のコメントがほとんど無かった」ってよく言ってもらえるんですけど、今のサポーターにも「無理せず治して」って言ってもらえて。そういう風に言ってもらえるサッカー選手になりたかったし、今のところそういうキャリアを積めて幸せだなと思っています。

サッカーに限らず、片耳難聴を持ちながらスポーツに挑まれてる方はたくさんいらっしゃると思います。スポーツを愛されてる、同じハンディキャップを持っている方になにかメッセージはありますか?

僕自身、耳について深く思っていないので、アドバイスになるかは分からないんですけど、やっぱりスポーツが好きだったら続けれると思うし、もし耳のことがハンデだとしたら、そのハンデを克服するために自分で出来ることって必ずあると思うんですよね。なので、まずそこと向き合うことが大事だと思います。

それをやって、だめだったらそのときに違うことを考えればいいと思うし。それに向かって突き進むことが大事で。(耳のことは)どうしようもないことじゃないですか。なので、特にスポーツはそういうことは関係ないと思っているので、自分から明るく発信して、そうすれば相手の方も気を遣わずに過ごせるし、自分自身も「気を遣ってもらってるなあ」とか思わずに楽しく過ごせると思うので。何よりもネガティブにならないことが一番大事かなと思います。

最後に、片耳難聴を持つ子どもたち、そしてきこいろの読者へメッセージをお願いします。

僕のような人間だっているし、僕だけじゃなく、他にも活躍している片耳難聴の方はいると思います。僕の子どもがもし片耳難聴だったとしたら「全然大丈夫だよ!」って言うと思うんです。そう思う人もいるってことをまず分かって欲しいです。前向きに、ポジティブに生きていけば周りも巻き込めるし、ネガティブにならずにいれば自分も楽しいと思うので。そこが大事だと思います!

今日は本当にありがとうございました!

インタビュー参加者のグループショット
インタビューのために訪れた長野県松本市の「蔵シック館」にて。松本市内の耳鼻科医である小林Dr.(写真左)にも同席していただきました。

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