【小中学生の会】初開催!片耳難聴Cafe イベントレポ

2023年4月17日 − Written by きこいろ編集部

毎月1回行っている、片耳難聴のある人の交流会「片耳難聴Cafe」。 
2020年度~はオンラインで、さまざまなテーマや対象で行っています。

これまでは大人の参加者が多く、
年代別の会で「10~20代」が集うことや、
「家族の会(片耳難聴のお子さんのいる保護者など)」で、保護者と同席するお子さんはいましたが
「お子さん同士の会」は、リクエストを受けて初開催!

みなさんが、それぞれの体験や想いを話してくれる時間になりました。

進行は、きこいろ副代表の高井(言語聴覚士/元難聴学級教諭/片耳難聴当事者)が務めました。

開催について

  • 日時 :2023/02/12(日)14:00~15:00
  • 方法    :オンラインビデオ通話 Zoom
  • 参加者:全国各地の小学高学年の4人
  • 流れ :自己紹介、お互いに話したい/聞いてみたいこと、今日の感想    

  • 担当者プロフィール:高井小織
    きこいろ副代表。京都光華女子大学医療福祉学科聴覚専攻准教授。
    京都大学教育学部卒、立命館大学院応用人間科学修了。中学校難聴学級の担任経験がある。難聴の原因は不明だが、就学時健診で左耳が聞こえないと判明した。

主に話題になったこと

個人が特定されないよう詳細は伏せますが、いくつかのトピックがありました。
子ども達同士、そして大人からもお話をしました。

(以下、「→:進行担当の話したこと」)

  • 学校で、困る場面や工夫してることは?

    自分が聞こえやすい方の席に座れると、聞きやすいですね
    ・聞こえにくいことは、周りからは気が付かれないことが多いよね
    だから、自分から伝えていってもいいんだよ
  • 新年度や進級・進学に向けて、どんな工夫したらいいと思う?

    ・耳のことも/耳のことに関係なくても、信頼できる友達が1人でもいると安心できるね
    不安になったときは、好きなことが1つでもあると心が安定するよ

主な感想

  • まわりに、片耳難聴の友達はいないので、他の人に会えて良かったです。
  • 同世代の人と話せて楽しかったです。
  • 今まで分からなかったことが分かりました。

小中学生の会の初開催(オンライン)で、運営スタッフもドキドキしていましたが、あっという間の1時間だったように思います。

この会は、必要に応じて保護者の同席もいただけるようにしていますが、今回は1人で参加するお子さんが多く、Zoomも使いこなしている様子でした。
(事前の申込み~日程の調整、当日の接続部分は、保護者がサポートしていた方もいるようです)

普段の学校生活では会えない人や、片耳難聴同士の出会いがあることで、少しでもこれからの参考や、はげみになれば、うれしいです!

 <次回の詳細・参加申込みはこちら>

ステッカーを貼ったノート
使っているお子さんもいたオリジナルマーク

  • 片耳難聴Cafeとは
  • 「片耳は正常聴力で、もう片方の耳が聞こえにくい~聞こえない人」のための交流会。
    2019年度は全国各地で、2020年度以降はオンライン(ビデオ通話ツールZoom)にて開催中。
    2023年度は対面開催を計画中!
    きこいろ会員以外も、参加できます。

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