きこいろのプロジェクトメンバーであり、マーク企画担当者からも考案しました。

コンセプト
耳をモチーフに作成しました。
空欄側が、聞こえない側を表現しています。
使用する人にとっては、着用の抵抗感をなくすためシンプルでリアル感を減らしたデザインにしました。
片耳難聴を開示している周りの人が見たときには、記憶の補助線となるような分かりやすさも取り入れました。
作成・企画プロセスについて
私も生まれつきの片耳難聴のため、この聞こえが自然で育ってきました。
「自分にとって当たり前だからこそ、周りの人に伝わる言葉が難しい」
「片耳難聴という、微妙な聞こえにくさをどう伝えるか」そんな風に思うこともありました。
聞こえにくさ、コミュニケーションの課題は、
自分だけで解決ができるものではなく周りの人や環境の影響を受けます。
けれど、全てが他人に委ねられているのでなく、自分で解決していける可能性だってあるはず。
片耳難聴に限らず、「配慮を受けなければならない自分」というネガティブさではなく、
「協力を上手に受け取りながら生きていける自分」というカッコイイ自分で私はありたいです。
このマーク企画が、ほんの少しそのお手伝いになれば嬉しいです。
作者プロフィール
みずな。1995年生まれ。武蔵野美術大卒。印刷会社勤務。きこいろでは、ロゴや公式WEBサイトのTOP画像イラスト、マーク企画を担当。先天性で原因不明の左耳聾。最近は、食物アレルギーやその他の身体の病気との付き合い方も日々模索中。

以上4つのバリエーションで、「きこいろ発 片耳難聴のオリジナルマーク」としてリリースします。
データ素材提供・ステッカー販売(会員特典1枚無料配布)は、2月末を予定。
企画に関わってくださった皆さん、本当にありがとうございました!
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- きこいろは、片耳難聴の当事者を中心とした任意団体です。
- 有志のメンバーによるボランティアで運営中。皆さんの多様な声を活動の参考にさせて頂いてます。
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