【クリエイティブな方へ】公募「片耳難聴」オリジナルマーク

2020年9月7日 − Written by きこいろ編集部

「片耳難聴のマーク」を皆さんから募集します。
応募資格は、どなたでも、難聴の有無を問いません。

募集期間は、11月末まで。
ご参加お待ちしています!

▼この記事を読むのに必要な時間:約6分

  1. 片耳難聴とは
  2. 作成の経緯
  3. 募集について
  4. 参考情報
  5. 応募の注意事項

「片耳難聴」とは

片耳のみが聞こえにくい、あるいは聞こえない状態のことです。

片耳が正常聴力であるため、いつも聞こえない訳ではなく、
普段の会話ではさほど問題がありません。

ただ、特に3つの場面で聞こえにくいと言われています。

  1. 難聴側からの音が聞こえにくい
  2. 賑やかな場所で聞き取りにくい
  3. 音の方向感が得られにくい

補聴器や手話や筆談といった、目印となりえるツールを使わない人も多いのが特徴と言えるでしょう。

外見では分かりにくく、
「片耳が聞こえにくい」と周りの人に伝えていても、なかなか意識されにくいのが実情です。

作成の経緯

「片耳難聴を忘れられないように、目印があったらいいのかな?」

そんな声をきっかけに、
片耳難聴を可視化するためのマークの検討をしてきました。
ご本人・ご家族・周りの方、約150名からアンケートのご協力もいただきました。

結論として、
「誰もが知っている、ただ一つの片耳難聴のシンボルマーク」ではなく、

「使いたい人の好みや目的に応じて選べる、ハイセンスな片耳難聴のマーク」
として、複数のマークをつくることに決めました。

また、マーク企画と連動した取り組みも計画中です。

(片耳難聴や取り組みへのお便りは、こちらのフォームまで

この企画は、木口福祉財団の助成を受けて行ないます。

これまでに配布したリーフレット

募集の仕方

以下の3つの方法でアイデアを募り、複数のマークを作成します。

  1. きこいろの運営メンバーからの提案
  2. 片耳難聴キクチさんとのコラボ(当事者/デザイナー)
  3. 公募

ここでお知らせする「公募」では、
難聴の有無を問わず、
広く多くの方からオリジナリティあるマークをご提案いただきたく思っています。

聞こえる人、自分には縁のないと感じる方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、当事者でないからこそ得られる着想や、
一緒に考えていただく意義は大きいのではないかと期待しています。

「こんなお洒落なデザインがあったら、思わず目を引くかも」
「片耳難聴って、こういう見方もできるかも」
そんなアイデアをお教えいただけたら嬉しいです。

片耳難聴を持つご本人からは、
「こんなお洒落なデザインだったら使いたい」
「自分の片耳難聴を表すなら、こんな感じ」
そんな自由な発想を、ぜひお寄せください。

募集詳細

コンセプト

自分好みのファッションツールのように、自然に身に着けられるマーク

採用された方へのお礼

・賞金3万円

(希望される方のみ)
片耳難聴のリーフレット等の送付
・きこいろ代表等による講演の企画
・公式WEBサイトへのお名前やインタビュー等の掲載

応募要件

・どなたでも応募可能
・未発表のオリジナル作品
(公正な選考のため、結果発表まで公表をお控え下さい)
・応募点数の制限なし

募集期間

2020年10月1日~11月30日

仕様

・文字なし(シンボルマーク)、文字あり(ロゴ・テキストは和/英可)は問わない
・多様な見え方を考慮し、ユニバーサルカラー/デザイン対応が望ましい
・様々な使用シーンを想定し、縮小拡大をしても視認性が高いこと

使用のイメージ

使用する人

片耳難聴のご本人

使用シーン(例)

・ステッカーとして、PCやスマートフォンなどに貼る
・ダウンロードフリーの素材として、各自が自由に使用
・将来的には、ホルダーやアクセサリーへの展開の可能性もあるかも

想定している使用者

  1. 自分のために使いたい方
  2. 片耳難聴を開示している身近な人との間で使いたい方
  3. 既存のマークがフィットしない方

「ヘルプマークや耳マークを使うのは、ちょっとインパクトが強すぎるかも…」
「職場などオフィシャルな場でも使えるものがいいな…」
と思う方など。


  • マークによって解決できる困り感には、限界もあると考えていますが、
  • ユーザーが好みや目的に応じて、
  • 既にある「聞こえに関するマーク」「その他、市販されている片耳難聴マーク」
    なども検討できるよう情報提供をしています(詳細はこちら)

マークに求めるもの

  • ポジティブに片耳難聴を表明するチャームとして
  • 自己開示のきっかけの補助ツールとして
  • 開示している身近な人が思い出すヒントとして

マークに求めないもの

  • 周りの人が、言わなくても気づいてくれる
  • 周りの人が、言わなくても配慮や協力をしてくれる
  • 周りの人が、マークがあれば覚えてくれる/忘れない

選考方法

300名以上のきこいろの運営メンバー・会員メンバー等で審議の上、採用作品を決定します。
(名前を伏せて投票。応募した会員メンバーには、投票権を付与しない)

結果発表とその後

・採用された方には、直接お知らせします(12月を予定)
・公式WEBサイト上に、採用されたマークと採用理由、使用方法などを掲載
・会員メンバーの特典として配布や、希望者への提供を予定

応募方法

電子メールにて以下を記載し、作品を添付ください。

〈必要項目〉
・件名「片耳難聴マークのコンペ応募」
・応募者氏名(ペンネーム可)
・連絡先メールアドレス
・ロゴの情報(制作意図、特徴など)
・その他メッセージなどがありましたらお寄せください

〈データ形式〉
・10MB以内のjpg/png/PDFのいずれかのファイル

〈申込先〉
きこいろ 片耳難聴のコミュニティ
E-mail: kikoiro.com@gmail.com

片耳難聴Cafe(交流会)の様子

参考情報

片耳難聴とは

日本には少なくとも約30万人はいると推定されている。
生まれつきや、成長過程や大人になってから突然、もしくは徐々に聞こえにくくなった人など、
原因や聞こえの程度は様々。
困りごとや必要な対応も人それぞれ。

(医学的診断名では、「一側性難聴(unilateral hearing loss)」難聴側の聴力が重度や聾の場合には「一側聾/片側聾(unilateral deafness/single sided deafness)」と呼ばれることもある)

詳しくは下記のページをご覧ください。

片耳難聴だと困る場面 
片耳難聴者が生活の中で工夫していること
周りの人が学校生活で工夫できること
家族が生活の中で工夫できること 
片耳難聴と仕事(伝えること)
福祉や聞こえに関するマークについて

さらに詳しい情報をご希望の方は、事務局までご相談ください。

※デザインの際は、こちらも参考に
「特定非営利活動法人カラーユニバーサルデザイン機構CUDO」 

きこいろとは

プロジェクトメンバーの一部

「聞こえ方は、いろいろ」略して「きこいろ」。

日本で初めての片耳難聴を持つ人の当事者組織です。

2019年1月より活動を始め、
有志の片耳難聴を持つ本人やご家族・専門職などによって任意団体化しました。
現在、賛同してくださる会員メンバーやボランティアメンバー約300人の協力のもと活動しています。

正確な知識や役立つ情報の発信、交流会や勉強会、啓発活動などを行っています。

きこいろについて
活動実績

コラボ情報

マーク考案には、
デザイナーで片耳難聴を持つキクチさんのご協力もいただきます。

キクチさんプロフィール

右耳が生まれつき聞こえない会社員。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。普段はデザイナーとして働いている。大学3年生のときに「片耳難聴の私の人生って面白いかも!」と思ったことがきっかけでSNSに片耳難聴を題材にした漫画を投稿開始。大学の卒業制作では、片耳難聴の経験が元となり「見た目ではわからない困り事を可視化する」ことをテーマにアイテムを制作。

応募にあたって

著作権等に関する事項

  1. 採用作品に関する著作権(著作権法第27条および同法第28条に規定する権利を含む)は、すべてきこいろに帰属するものとします。応募者は、採用されたデザイン案に関して著作者人格権を行使しないものとします。その他諸権利は、すべてきこいろに帰属するものとします。
  2. 第三者からの権利侵害等の損害賠償が提起された場合は、応募者自らの責任と費用で解決してください。主催者では一切の責任を負いかねます。
  3. さまざまなツールで使用することを想定し、変形・補正等のデザイン調整を施したり、応募者にデザインの調整等を求めたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

注意事項

  1. マークの提出をもって、本募集要項に同意いただいたものとみなします(団体・企業として応募する場合は、制作に関わった全員の同意をいただいたものとみなします)
  2. 未成年の方による応募および投稿については、注意事項を含む全ての応募条件に保護者等親権者が同意したものと見なします。
  3. きこいろが公表するまでの間は、応募作品を他者に公表しないでください。
  4. 作品が、著作権や商標権・意匠権・その他の知的財産権などの第三者の権利を侵害しているもの、また類似と判断された場合は、採用決定後であっても取り消す場合があります。

個人情報の取り扱いについて

  1. 個人情報は、応募作品の受付や結果通知、その他本件に必要と思われる事項に利用いたします。法令の規定に基づく場合を除き、ご本人の承諾なしに、それ以外の目的で個人情報を利用または第三者に提供することはいたしません。
  2. 応募者の個人情報を許可なく第三者に開示・提供しません。採用作品者のプロフィールの公表については、ご本人と相談のうえ、決定します。

今回のマーク作成のプロセスを通し、
片耳難聴や聞こえの多様性、
また、人の多様性や「見えにくいもの」「他者とのコミュニケーション」
といったことについて、
皆さんと考えるきっかけとなればと思っています。

著者紹介