オンラインでの開催も気づけば、6回目!
今回の参加者は、ご本人13名と家族や周りの方3名、計16名。リピーターの方も。
5月17日のタイムスケジュール
- 13時~15時:10代+ご夫婦の部
- 15時~17時:大人の部
- 17時~19時:片耳歴ベテラン+片耳難聴初心者
各回参加者5名ずつ・途中参加退出OK
この日も北海道から九州まで、全国の片耳仲間が集まりました~
また一部、外部からの依頼でドキュメンタリー制作の取材もいただきました。ご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました。
(詳細:片耳難聴Cafeとは)

主に話されたこと
話題に上ったことの一部分をご紹介!
(毎回レポートを作成していますが、各回でかぶりがない事柄を中心に書いています)
婚活とかパートナーとか
- 婚活マッチングアプリをやっていて、どのタイミングで相手に言うかを迷う。
婚活アプリのテンションが軽めっていうTPOを考えると、プロフィール欄にいきなり書くのも真面目過ぎるかも。
会った後、メールなどで伝えていて「全然気にしないから、ポジション気をつけるね」っていう反応だった。伝えたときの相手の反応は、どんな人か見極めるチャンス(笑) - 遠距離恋愛とか、いまの会いにくくてオンラインの付き合いが多いのは、片耳難聴的にはよいかも(笑)
基本のやりとりが一対一のダイレクトに聞ける電話だから、耳のことが気にならない。 - 片耳が聞こえないのは知ってたが、具体的にどんな聞こえで、どんな苦労があるかは分かってなかったと思う。今もきちんと理解できている訳ではないと思う。
皆さんの話を聞いて、にぎやかなところで聞こえにくいのを初めて知った(片耳難聴を持つ方のパートナー)

補聴機器について
- 一度クロス補聴器を試した。想像していたよりも、音が悪くなくて驚いた。
聞こえなくなった側からでも小声が聞こえる感じが「聞こえる聞こえる..」みたいな。 - 人工内耳は、着けた難聴側が機械音で、正常な耳側の音の差があるのが気になる。
手術が必要なのも考えても、場面に応じてクロス補聴器を使うのがいいのかなとも思った。 - 突発性難聴になり、補聴器外来を紹介して貰い、クロス補聴器を2週間試した。
費用対効果を考えたら、そこまでしなくてもいいのかなと思った。
2mほどと近い距離じゃないと聞こえないし、なくてもなんとかやっていけるかなと思って。

不安や心配
- 原因がはっきりしていて、もう片方の耳はおそらく発症しないと分かっているから、そこまで不安はない。
でも、発症した当時のように耳鳴りのような音がピーピーとすると「耳鳴りか?それとも周りの人にも聞こえているのか??」と周りの人に確認する。 - 突然なって驚いたし、原因も不明だから「もう片方の耳も聞こえなくなったらどうしよう..」という心配になる。
大きな音を長時間聞かないように気を付けている。 - 加齢性の難聴もあるし、将来が心配。
でも、なったら粛々と受けとめるしかないけれど。
音楽のこと
- 聞こえない側の聴力が少し残っている。耳かきしたら聞こえる程度。音楽を聞いても音がざわざわ聞こえる感じ。
だから、ヘッドホンで音楽を聴くときは聞こえない側に耳栓をして、聞こえる耳だけで聞くようにしている。 - 突発性難聴になって数年。片方が少し聴力が残っているから気持ち悪い感じがして、カラオケに行かなくなった。
でも、耳のことを知っている友達が「音量、大丈夫?」と心配してくれて安心して過ごせた。念のため、保護用の耳栓もして行った。 - 突発性難聴になったばかり。発症直後は、音楽を全く聞かなくなった。聞こえる耳まで悪くなったらどうしようと不安で。
少し経ってから大丈夫かな..と思って聞くようになった。でも、騒がしい音楽は聞かなくなった。

仕事
- 早めに手を打っておいた方が良いと思って、仕事の志望動機と自身の片耳難聴をリンクさせて印象に残るような自己紹介を会社の新人紹介のお知らせに記載した。会社の皆が知っているはず。
- 接客業だが、高齢の方が多く、相手が自分より聞こえないし、自分の片耳難聴は気づかれもしない。他のスタッフのフォローもあるから自分はあんまり困らない。
- 初めに言うタイミングを見失ってしまって、周りの人に伝えられていない。呼ばれたときに音の方向が分からないなど困る。
定期的に面談があるから「今更なんですけど..」と言おうと思っている。

今後の予定
感染症対策のため、対面での片耳難聴Cafeや片耳難聴レクチャー・個別相談会イベントは見合わせております。
その間は、毎月1回オンラインでの片耳難聴Cafeを行っています。
参加希望の方は、下記の記事をご覧の上で申し込みフォームよりお申し込みください。
概要:片耳難聴Cafe
オンラインツールの説明:オンライン片耳難聴Cafe参加のコツ

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